【北京クィア生活】豌豆黄、另一个书屋

2023年9月から北京で留学をしているクィアが訪れた本屋やイベントの記録。

留学前に、北京で自分が息をつける場所はあるのか不安になっていたので、記録として残していこうと思う。

 

豌豆黄Pea's Coffee&Bar

📱SNS

www.xiaohongshu.com

2023年12月まで北京市朝阳区で営業していたカフェ&バー。2024年3月現在、移転先は未定。

平日20時過ぎに最寄り駅に到着し、本当にここにお店が...?と不安になりながらたどり着いた豌豆黄。閉店の情報を目にし、zine作りを目的に足を運んだ。

豌豆黄の入り口

店内の壁は映画「燃ゆる女の肖像」のポスターやイラスト、イベントの告知などでびっしり

「燃ゆる女の肖像」ポスターに感動しつつ、メニューを見ると「烧女图」というお酒があったので注文。しっかり火が着いておりテンションがあがったが、完全に自分の不注意で前髪を焦がしてしまった。

烧女图

本棚には「TA字再造」と題された冊子が。中国語で女性を指す代名詞は”她“、男性を指す代名詞は“他”、と男女二元的に区別されている。自身のジェンダーを表す漢字を募集する、という活動で新たに生み出された漢字やイラストが詰まっていた。ここで暮らしているクィアの存在を明確に感じられた瞬間だったと思う。

「TA字再造」のポスター

最大の目的だったzine制作スペースでは、雑誌や色紙が広がるテーブルを囲んでそれぞれ黙々とzine作りに励んでいた。

zineというよりポスターのようになってしまったが、いろいろな雑誌から写真と文字をかき集めて『QUEER百年孤独生活』を制作。結婚しなくても、恋人がいなくても、恋愛をしなくても、孤独なように見えても、穏やかに幸せに暮らしていける社会をあきらめない。

制作したzine

 

另一个书屋

📍地点:半壁店1号文化产业园C102(北京市朝阳区半壁店路甲1号)

⌚時間:13時~21時

🚃交通:7号線百子湾站A1西北口→バス455、11路の观音堂北で下車

📱SNS

www.xiaohongshu.com

北京市西城区から2024年3月に朝阳区へと移転し新開店。開店初日に足を運んだ。留学先の大学から電車とバスを乗り継ぎ、約1時間半ほどかけて到着。開店初日かつ妇女节ということもあり、店内には10人近くの人が本を読んだり、床に座っておしゃべりしたりしていた。


f:id:y_72:20240311031819j:image

店先の様子。窓には“WONEN CAN DO ANYTHING”の文字

開店初日は、書籍の購入でジュースやお酒を1本自由に飲めるサービスが!この書店を管理されている方が「酒があるよ~!」と何度も教えてくれた(わたしはお腹が空っぽだったため、酔いと長い帰り道に怯えラムネを選択)。

店内には古本から新刊まで、フェミニズムジェンダーに関する本が並んでいる。

以前購入した本もまだ読み終わってないのに、また新たに購入

どうしても欲しい本があったが、今回はお財布との都合で購入を泣く泣く諦めたので、再び訪れることを決意。読書会やお話会などのイベントが継続的に開催されているので、留学を終える前に参加したい。

 

(※お店に関する情報はすべて2024年3月時点のもの)